蕎麦粉に含まれるルチンとい成分は、血管壁を強化するといわれています。
お蕎麦を食べるときは、なるべくそば粉の割合が多い黒いそばを食べるとよいでしょう。
十割そばとまではいかずとも、七〜九割そばを摂取すると効果的です。
少し前まではそばを茹でるとルチンの殆どが茹で湯の中に溶け出てしまうので、そば湯をそのまま飲んだ方が良いと言われていました。
実際は数パーセントほどのルチンしか溶けないことが分かっています。
そばには良質なたんぱく質やポリフェノールが含まれていて、健康に良い食品として注目されていました。
他の穀類にはあまりないとされるアミノ酸も豊富です。
その他には植物繊維も豊富とされています。
そば粉には小麦粉の2倍もの、4〜7パーセントもの植物繊維が含まれているのです。
またビタミン類も豊富に含まれていて、その量は白米の4倍ほどといわれています。
昔からそばをよく食べていると脳溢血になりにくいといわれてきました。
そばに含まれているルチンは、毛細血管の強化や膵臓機能の活性化、記憶力の強化などにも効果があると考えられています。
このルチンとビタミンCを同時に摂取することで、より毛細血管の強化作用が強められるとも言われているので、そばを食べる際にビタミンCを多く含んでいる野菜や果物を同時に摂ることで、ビタミンの栄養素だけではなく、ルチンの効果的な相乗効果が期待できるでしょう。
なおビタミンCが豊富な食材には、オレンジ、キウイ、レモン、ブロッコリー、ほうれん草、カボチャなど様々な食材があります。