鼻血が出たら首筋を叩くと止まるなどと言いますが、あくまで迷信に過ぎず、誤まった対処法になります。
しばらく上を向いたり、横を向くのもよくありません。
顔を上に向かせると鼻血が喉を伝って食道に流れてしまうので止めるようにしてください。
鼻血が出てしまったらまずは着ている衣服を緩くして、楽にしてから状態を起こしてイスに座る姿勢を取り、顔をやや下向きにして血液が喉に流れ込まないようにしてください。
これが正しい本位になります。
横を向いたり上を向いたりすると血液が喉に流れ込みやすくなり、その血液を誤って飲み込んでしまうと吐き気を催すことがあります。
寝かせた場合でも、頭は必ず高くするようにしてください。
そして頭を少し下に向かせて、喉に流れ込む血液は口から吐き出させましょう。
血液を飲みこんでしまうと、胸焼けを起こして吐いてしまうことなどがあります。
その後、親指を人差し指で鼻の下(小鼻)を摘み、5分から10分ほど圧迫してください。
この方法を「圧迫止血法」と言います。
殆どの場合はこの方法で出血は治まります。
出血している鼻の片方を圧迫するのも効果的です。
この際に氷のうなどで鼻を冷やすと血管が収縮するので、より鼻血が止りやすくなります。
子供が出血した場合は安心感を与えるために、濡れたタオルを前頭部やうなじに当てるといいと言われています。
その後はしばらく壁などによりかかって安静にするようにしましょう。