何度か鼻血が出た時の対処法を説明しましたが、ここでは正しい鼻血の止め方をまとめたいと思います。
◆上体を起こして床やイスに座る体制になる
上を向いたり横を向いたりすると、血液が喉まで流れ込んでしまう可能性があります。
血液を飲み込んでしまうと胃が胸焼けを起こしたりして気持ち悪くなったり、吐き気を起こしたりするので、鼻血が出た時は座る体制になってください。
また血液が喉に流れ込んでしまった場合は飲み込まずに、必ず吐き出すようにしてください。
◆鼻の根元を指で圧迫する
鼻血を止める方法は色々とありますが、一番効果的とされているのは鼻の根元を指で圧迫する方法になります。
親指と人刺し指で鼻の下の方を摘んで10分〜15分ほど圧迫します。
何か臭いものがあった時などに鼻を摘むのと同じような感じのポーズになります。
通常はこの状態で安静にしていれば鼻血は止ります。
この方法を20分以上行っても鼻血が止らない場合は耳鼻咽喉科に行って、処置を行ってもらうようにしましょう。
出血が多い場合は鼻の根元を指で圧迫しながら、鼻血が出ている鼻の穴に何か詰めて圧迫するようにします。
この際は柔らかい布や綿を使用するようにしてください。
柔らかい布や綿が家や近くにない場合はティッシュでも応用することが出来ますが、詰めたティッシュを抜く際にまた粘膜を傷つけて出血が始まることがあるので、慎重にゆっくりと抜くようにしてください。