子供が鼻血を出すのは夏に多いと言われています。
夏は、細菌が繁殖しやすいためではないかと言われています。
子供の鼻血の大部分は、キーゼルバッハ部位からの出血になります。
子供の時は大人に比べると粘膜が薄いので、鼻血が出やすいのです。
また鼻水や鼻づまりなど、鼻への違和感から鼻をほじってしまい、キーゼルバッハ部位を傷つけてしまうことが大変多くあります。
一度キーゼルバッハ部位が傷ついてしまうと、傷の治る過程で痒みなどの違和感からまた指で引っかいてしまい、繰り返し鼻血になる事が多いです。
子供の頃は粘膜に炎症も起こりやすいと言えます。
炎症が起こるとかさぶたが出来てしまうので、そのかさぶたが気になって触ってしまうことから、また鼻血が起こってしまいます。
子供が頻繁に鼻血を繰り返す場合、花アレルギーが関係していることが多いです。
アレルギー性鼻炎で鼻が痒くなると鼻の中をかいてしまうので、それが原因で鼻血を出す子供も少なくありません。
眠っている時や、勉強を行っている時に突然鼻血が出る子もいます。
アレルギーが疑われる場合は、耳鼻咽喉科でアレルギー検査を受けるようにしましょう。
また割合は少ないですが子供は好奇心があり、外でも色々な遊びをするので、怪我などの外傷が原因で出血することもありますし、遊びで鼻の中に異物を詰めたことが原因で鼻血が起きることもあります。
中学生ぐらいになってもどこかに軽く鼻をぶつけただけで出血する時は病気の可能性もありますので、気になる時は病院で受診してもらいましょう。