紫斑病や血友病を患っている場合、出血すると止まりにくいため注意が必要です。
これらの病気を患っている場合は、通常では出血することのない軽い刺激でもすぐに出血してしまいます。
紫斑病というのは「皮下の出血」という意味です。
紫斑病だと、皮膚も接触するだけで皮下出血を起こすこともあります。
鼻血が出るだけでなく、全身に出血を起こす場合もあります。
出血しやすい、あるいは止血しにくい疾患を持つ患者さんで、全身性にその症状が起こり、皮膚に皮下出血が起こることが紫斑の特徴になります。
血友病も紫斑と症状が似ています。
少しの打撲や外傷で皮膚に出血斑が出来たり、鼻血が出やすくなったりします。
この場合は歯茎からも出血しやすくなります。
しかし、紫斑病のような点状の出血斑というのは出ません。
どちらの病気の場合も、日頃から外傷や打撲を受けないように気を付けることが一番大事になります。
また食事などの栄養にも注意するようにしましょう。
過度な運動も避けた方がいいです。
とにかく出血するのを避けなくてはいけないので、転んだり怪我をしないような配慮が普段の生活から必ず必要です。
それでも出血した場合は、主治医に連絡して対処法を聞くようにしましょう。
自分でする処置は軽く出血部を抑えておく程度にして、専門医の治療を受けるようにして下さい。
また日常生活全般においても、主治医からきちんと指導を受けるようにしましょう。
治療法には様々ありますが、現在の医療技術では根本的に治すことは困難といわれているのが現状です。