高血圧や動脈硬化症を患っている場合は血管が非常にもろくなっているため、少しの刺激で出血してしまうことがあります。
血圧が上がることによって毛細血管が切れてしまい、出血してしまうのです。
きちんと止血処置を行えば基本的にはすぐに止りますが、基本的な圧迫法は高血圧の場合だとあまり効かない、なかなか止まらないこともあります。
その際は綿を濡らして鼻に詰めてみてください。
その方法を試してもチョロチョロ出る鼻血が長時間止らない場合は、病院で診てもらう必要があります。
また長時間続くだけではなく、鼻血の量が多い場合も注意が必要です。
鼻血の量が多い、動脈性の鼻血は高血圧の方で起きやすいとされています。
耳鼻咽喉科などの救急患者で多いのが、実は鼻血が止まらないという方です。
鼻血が止らないというだけで救急に行ったりするのは・・・と思う方もいらっしゃるかと思いますが、病院で止血処置をしても鼻血が長時間止らない場合は手術を行うこともあるのです。
鼻血が長時間止らないということは、思っているよりも危険なことなのです。
そのため経験したことのないような鼻血が長時間続いたり、大量に出る場合は我慢せず、救急車を呼んで受診するようにしましょう。
40代以降から頻繁に鼻血が出るようになった場合は、血管がもろくなっていることの前兆であることがとても多いので、鼻血が長時間止らなくなってしまうということが起きる前に医師の診断を受けることをお勧めします。