自律神経の失調などの精神的なことが要因で鼻血が出ることもあります。
ストレスなどが原因で鼻血が出やすくなるのです。
自律神経には何らかの活動をする時に使う神経である交感神経と、リラックスする時や休む時に使う副交感神経の2種類があります。
この2つの神経が必要な時に切り替わって動いているのですが、神経のバランスが崩れてしまう、つまり自律神経が失調してしまうと鼻血が出たり耳鳴りがしたり、頭痛などの症状が出るようになります。
自律神経失調の場合は神経の問題なので、病院で検査をしても異常は見つかりません。
しかし体の調子は悪いと感じるようになります。
自立神経が失調する主な原因はストレスになります。
ストレスというのは自律神経のバランスをとても乱す要因になるのです。
その他には、女性ホルモンのバランスや生活リズムの変化なども原因として考えられます。
自律神経の失調になりやすい年齢は男性だと発育期である10歳や20歳頃、女性だと25歳前後の成熟期に多いと言われています。
自律神経の治療をする際は、内面の治療が大事になります。
精神的なことが原因となっていることが多いので、カウンセリングなどの心理療法を行いながら薬を飲むことになります。
生活習慣が乱れている場合は内面の治療だけでなく、生活習慣の改善も必要になります。
鼻血と自律神経が関係しているということはあまり知られていないので、鼻血が出たからといって自律神経がおかしいのかな?という考えはあまり浮かばないかと思いますが、鼻血が出て上記の症状に当てはまる場合は心療内科などで受診してみるのもいいかもしれません。