人間と同じく、犬も鼻血が出ることがあります。
犬の鼻血の原因であると考えることが出来るのは、強打などによる外傷性のものです。
犬も人と同じで、鼻を強く打てば鼻血が出ます。
特に動物の場合は驚いたときなどに急激な動作をするので、その時に勢いで壁などにぶつかってしまい、鼻血を出すケースが多いと言われています。
その他には鼻の腫瘍、感染症、歯槽膿漏などが原因として考えられます。
鼻粘膜腫瘍といって、鼻の粘膜に腫瘍ができてしまった場合でも鼻血が出たりします。
腫瘍が出来ると、周辺の血管を取り込んだまま腫瘍が大きくなります。
くしゃみをした時に鼻血が出るようなときは鼻腔腫瘍になっていることも考えられるのですぐに動物病院に行き、レントゲンやCTなどの検査をしてもらうようにしましょう。
ですが犬の場合は人と違って、鼻腔が眼と脳と口に囲まれているため手術が難しいので手術を行えないことが多く、抗がん剤による治療や放射線治療などを行うことが多いそうです。
ですが、とにかくこのような症状があったら獣医さんに診てもらうようにして下さい。
また、犬も年を取ると歯槽膿漏になりやすくなります。
歯ぐきから出血がある、口臭がきついなどという症状がある場合は注意してください。
歯槽膿漏が酷くなってしまうと鼻に炎症が広がってしまい、鼻水や鼻血が止らなくなってしまうことがあります。
放っておくと細菌が体に回ってしまうこともあるので、酷くなる前に病院で診てもらうようにしましょう。
犬の鼻血は人間のように、綿などで詰めると返って息ができなくなり危険です。
ガーゼや包帯などで優しく抑えてあげて、そのまま固定して獣医さんに行きましょう。